秋の澄んだ空気とやわらかな木漏れ日の中で迎えた森のフォトタイム。ラブラドールの愛犬ディーナも、大好きなおふたりのそばでうれしそうです。
幼い頃から犬が大好きだった新婦様。長く続けてきた保護活動を通して出会ったディーナは、自分の体の一部のように大切な存在で、挙式ではエスコートドッグとしてふたりの門出を先導しました。年齢を重ねてからの結婚式にためらいを感じた時期もあったそうですが、今日を迎えられたことが心からの喜びへと変わっていきます。

披露宴は、大きなテーブルを親族で囲む食事会スタイル。開放的で明るい空間に、久しぶりに顔を合わせた皆様の会話が自然と広がっていきました。

新婦様にとって理想の夫婦像であるお兄様ご夫婦。特にお義姉様とは同い年で、友人のように仲の良い間柄です。
三兄弟の子育てを懸命にがんばってこられたお義姉様にこそ、今日は心から楽しんでほしい──そんな想いから、新婦様はイミテーションのウエディングケーキを手作りされました。そのデザインは、お義姉様が“本当は自分の結婚式で選びたかった”もの。サプライズを受けたお義姉様は、言葉にならないほど感激されていました。
続いて、新郎妹様ご夫妻と新婦お兄様ご夫妻へ「これからもよろしくね」の気持ちを込めたサンクスバイト。家族を想うおふたりの優しさが自然に伝わるひとときとなりました。

披露宴中盤には、新婦様へ妹様からの逆サプライズ。保護犬の新しいご家族から届いたお祝いメッセージと、天国にいる愛犬アベルの映像。アベルの体調が悪くなった時、妹様は「いつかの結婚式のために」とそっと撮影していたのだそうです。深い愛情に胸が熱くなり、ご親族もスタッフも涙をぬぐいながら見守りました。

そして、全員で仕上げた色鮮やかなサングリア。ゲストが選んだフルーツを大きなボウルに入れ、おふたりがノンアルコールワインを注いで完成。リビングのスイーツテーブルへと運ばれ、秋色のスイーツとともに楽しんでいただきました。